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【第3回 アピストグラマを育てるにはどうしたらいいの?】水槽の中身は?①

こんにちは! 京都発 Aqua Apist Kです!

アピストグラマは好き嫌いが多い

「水槽には何を入れるのか?」については2回に分けて紹介していきます。今回は、アピストの生死に関わる重要な3つのポイントを紹介します。

  • 水流が嫌い
  • ph(ペーハー/ピーエイチ)はとても重要
  • 寒いのは苦手

水流は避けましょう

 アマゾン川流域は日本の渓流とは違って水の中流域から底流域にあまり水流がありません。表面にわずかな水流があるので、それで水の流れがよどんでいないということだと思います。

 まず、水流を生むような濾過装置はやめましょう。外付けフィルターなどがそれに当たります。水が水槽下部に当たり、底流域にまで水流が発生します。アピストにストレスがかかります。よく観察すると、水流を避ける場所を探していると思います。私もこれで大失敗しました
 また、外付けフィルターではアピストの好む水の浄化作用は見込めません。アピストが通常は水槽の底部で生活しているのを見れば明らかですね。

 では、どんな濾過装置がいいのでしょう。濾過をしないとやがて落ちてしまいます。バクテリアも育ちません。ネグロ川(ネグロ=ブラック)など水流のあまりない川で生息しているとはいえ、汚染されているわけではなく、水質そのものは結構きれいだと思います。

 私は水作エイトコアS一択です。200~450サイズの水槽にぴったりです。Mは大きすぎるのでパス。ミニは期待する浄化ができないのでパス。小型水槽にはSがジャストサイズです。試してはいませんがGEXの濾過ボーイもいいかもしれません。機会があれば一度使ってみたいですね。

phをうまく下げたいが・・・

 これも非常に苦労したことです。phが中性以上になると、病気になる確率がぐんと高まり、その結果、落ちてしまいます!!!これはアピスト飼育初期に私の身に起きた大変ショッキングな出来事です。思い切って購入したワイルドのアピストが次々と数日でち~ん。悲惨以外にありません。
 
 対処の方法がわからず、飼育には向かないと断念しそうになりました。結構きつい時期でした。
phを計ってみたところ、7.5(中性は7.0)!こりゃダメだ。水道水と同じじゃないか。ブラックウォーターを少し入れたどころでは下がることもない。アピストの好むphは弱酸性(4.0~6.0)。これがポックリ病の原因だと判明しました。

 ここが一番苦労したところです。アクアショップの店長さんとも何度となく話し合い、また私自身の考えも含めて次の3つに焦点を絞ることにしました。

1)底砂利の改善

 水槽の底にはバクテリアがうまく住み着くために砂利やソイルが必要です。ソイルは持ちが悪く、水質を悪化する原因にもつながりますので、途中でやめました。特に崩れやすいソイルはアピストにとって毒薬そのものです。やはり、繰り返し使える砂利が最適です。私は、カミハタ 水草と魚にやさしい玉砂利一択です。大きさといい、色合いといい、ジャストフィットです。

 我が家のアピストはこの玉砂利を口に運んでペッと吐き出す姿を見せています。エラの掃除ともいわれているこの行為は、自然界ではよく見るとのことです。とても気に入っているようです。

 しかし、この砂利はよく見ると貝殻が混じっているので、新しい砂利はなじむまでphを引き上げる傾向にあります。水をアルカリ性に変えるのにカキなどの貝殻が使われるのと同じ理由です。このような知識もなくワイルドのアピストをあの世に送り続けました。

 導入時はまずphを計りましょう。pH測定器で比較的性能がいいのが、マーフィード エコペーハー DUOです。極端に値段が安いものはやめた方が無難だと思います。いくつか試しましたが、最終的にはこの測定器に落ち着いています。1万円以上するものもありますが、とりあえず間に合っています。
 この測定器は中に試薬が入っており、試薬が切れれば終わりとなります。まだ終了には達していませんが、200回以上は使用可能だそうです。また、補償も手厚く、1度バグったときには、担当の方に丁寧に対応してもらい、すぐに交換してもらいました。水温も測れますが、私はあまり信用していません。

   phの設定に関しては、次にご紹介する2)と3)とプラスアルファで調整します。

2)ピート(泥炭)の導入

 phを下げるために、最初はソイルを使っていましたが、先ほどの理由からやめました。また、あまり効果もなかったように思います。今使っているのが、アクアバイタル グラニューピートです。アマゾンでは2つ入り(訳あり品がお得です)が販売されています。販売価格は一箱およそ3,300円です。これを水作エイトコアsの濾過砂利の替わりに入れます。これで、エアポンプの空気が濾過器を通るときに確実に触れて、ピーとの効果を倍速してくれます。

 濾過器だけでphが下がらない場合には、百均で販売しているキッチンゴミネット(ストッキングタイプが目が細かくていいです)に大さじ3~4杯いれて水槽内ににつるしておきます。砂利に混ぜてもいいのですが、掃除が恐ろしく大変です。ピ-トは交換が必要ですのでお勧めできません。
 最初は1ヶ月に1回のサイクルで新しいピートと交換してみてください。そのうちに砂利が落ち着いてきて、phが弱酸性で安定してきます。砂利は再度水洗いしても繰り返しその状態で使えます。

3)ブラックウォーター選び

 これも悩みました。最初はテトラ製を使っていましたが、1日もたてば、色が消えてなくなります。おそらくフィルターに付着してしまっているのかもしれません。これでは効果が長続きしませんね。

 他を探していると、アズー ダブルブラックウォーターが見つかりました。値段は少々高めですが、テトラ製のように消えることはなく、長い間同じ状態を保っているのが目に見えて分かります。色は赤っぽく、少しだけ入れるとオレンジ色になります。結構きれいな色です。アピストも調子いいですよ。
 ただし、テトラ製のように調子に乗って入れると真っ赤になって、アピストが見えなくなりますので、スポイトなどで色を見ながら入れてください。害はなさそうですが、アピストが見えない水槽もどうかと思いますね。ほんの少しで色づきとph低下に効果がありますので、コスパは高いかもしれません。

4)phをすぐに下げたい
 この場合にだけ、テトラ pH/KHマイナスというph低下剤を使いましょう。無色透明でほぼ無臭ですが、2)や3)とは違って超強力な化学薬品ですので、これを入れすぎると落ちます。私はこれを劇薬と呼んでいます。たった1~2mlで25~30センチ水槽のphが3台まで一気に落ちます。熱帯魚も落ちます。ち~ん!
 そんな怖いものとは知らず、5mlほど投入した直後、まだ水中に溶け込んでいないのにもかかわらず、端の方にいた混泳させているカラシンがのたうち回りました。酸性を好むアピストもさすがにおとなしくなって動きが鈍りました。こりゃやばい!!!慌てて2/3の水替えをしました。本当に恐ろしい薬剤です、がこれまた必需品となっています。
 今はフルリセットのときに1)~3)に加えて、1~3滴加えています。これで水替え直後からph5台を保つことができ、新しい環境でも安心してアピストを投入することができています。この薬剤は、場面によっては役に立ちますが、くれぐれも慎重に使いましょう

水槽のph値が弱酸性で安定するとアピストの調子も良くなり、稚魚の成長速度も速くなります。目に見えない水質の変化がアピストの健康につながっているのですね。

    アピストにとっての水=人間にとっての空気

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③冬は水温に注意しましょう
 アピストは熱帯魚ですので当たり前かもしれませんが、他の熱帯魚より敏感ですので注意しましょう。
 まず、水温は24℃~26℃あたりがいいと思います。20℃を切ると寒く感じるようで、動きが鈍くなります。我が家は稚魚がたくさんいますので、温度設定を2℃ほど高めにしています。水槽のサイズや室内の温度によって左右されるので、時々測ってみるのがいいと思います。

 一番、安くて正確なのはクッキング用温度計です。おすすめは、クッキング温度計防水ThermoProです。アマゾンが一番安いです。この温度計は1~2秒で正確な温度を測ることができますので、私のように家に20以上の水槽がある場合でもあまり苦になりません。水槽が増えた方はどうぞお試しください!

 水温計に関しても色々とを試しましたが、どれもぱっとしません。具体的にはT社のものやG社のもの、名も無き廉価品など・・・正確さに欠けるのと特に安価な水温計のボタン電池は危険です。本体から外しておいたところボタン電池が勝手に数個破裂しました。ビックリしましたわ!

 最後に、水槽ヒーターです。温度固定型より温度調節があるものものをお勧めします。アピスト水槽の場合、アマゾン川流域の水温を意識して、わざと温度を上げたり下げたりすることがあります。26℃一定だとその調整ができません。
 国産メーカーのものは、結構値段がするので、いろいろ試したところ、おすすめは次の2つです。
Hygger 水槽 ヒーター とQOSEREN 水槽 ヒーターです。どちらもアマゾンが最安値です。どちらも使っていますが、前者の方がしっかりとした作りで、不具合もなく、よりおすすめですが、コードが少し太い目です。後者はとてもスリムな設計で、コードも細く、小型水槽向けですが、吸盤の効きがよくないのと製品によっては、熱源部分のプラスチックカバーが溶けて変形します。私は返品しました。お好みでどうぞ。その他のヒーターも試してみましたが、あまりお勧めするものはありません。

アピストグラマ普及協会 京都支部(?) Aqua Apist K

次回予告【第4回 アピストグラマを育てるにはどうしたらいいの?】水槽の中身は?②

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この記事を書いた人

京都発のAqua Apist Kです。ワイルドのアピストグラマを飼育しています。

誕生したF1個体はヤフオクに出品していますので、よろしければ覗いてみてください。

このブログでは、最新の飼育状況や出品情報を公開していきますので、お楽しみに。

よろしくお願いいたします。